【001】ドイツの入り口、フランクフルト。言葉がわからなくても、なんとかなる
フランクフルトは、日本からドイツへ向かうときの玄関口。
私にとっても、ドイツ旅行の始まりと終わりに何度も利用してきた、いちばん馴染みのある街です。
羽田空港から飛ぶANAと、成田空港から飛ぶJALでは、フランクフルト空港で利用するターミナルが異なります。日系航空会社なら言葉の面でも安心感がありますし、どちらを選んでも快適にドイツまで行くことができます。
20年間で20回ほどドイツを訪れ、そのうち3回くらいはビジネスクラスを利用しました。
これは当然ながら、とても快適。
一度知ってしまうと困る世界です。マイルさまさまです。
プライオリティパスはどちらのターミナルでも利用できますが、個人的にはJALが利用するターミナルのほうが使いやすかったかな、という印象があります。
空港から市内までは約15分
フランクフルト空港から中央駅までは電車ですぐです。
オッフェンバッハ方面やハーナウ方面へ向かう電車に乗れば、フランクフルト中央駅へ行くことができます。
飛行機を降りてから比較的短時間で市内へ移動できるのも、フランクフルトを拠点にしやすい理由のひとつです。
中央駅周辺のホテルはやっぱり便利
フランクフルト中央駅の周辺にはホテルがたくさんあります。
「中央駅周辺は治安が悪い」といわれることもあります。
確かに気をつけたほうがいい場所はありますが、そもそも大きな駅は人が集まる場所。いろいろな人がいるので、そういう部分が目立ちやすいのだとも思います。
個人旅行をしていると、鉄道駅を避けて旅をすることはできません。
もちろん最低限の注意は必要ですが、必要以上に怖がることもないと思っています。
私がフランクフルトで定宿にしているのは「ホテル・サボイ」。
中央駅を出ればホテルが見えるので、方向音痴でも迷子になる心配がありません。
長いフライトのあと、大きなスーツケースを引きずって知らない街を歩き回らなくていい。
これは想像以上に重要です。
フランクフルトは「泊まるけれど観光しない街」?
フランクフルトの最大の魅力は、なんといっても交通の便利さです。
ドイツ各地へ鉄道が延びているので、ここを拠点にすれば本当にいろいろな場所へ行くことができます。
あまりに便利なので、
「フランクフルトには泊まるけれど、フランクフルト観光はしない」
という人もいるくらい。
でも、それではちょっともったいない。
有名なレーマー広場をはじめ、美術館や博物館もたくさんあります。
デパートやスーパーマーケットも充実しているので、お土産探しにも困りません。

初めてのドイツは、2009年
2009年。
今から考えると、よく行ったなと思います。
ドイツ語はもちろんわからない。
英語だってほとんどわからない。
それなのに、
「まあ、なんとかなるでしょう!」
という勢いだけで、一人でドイツへ。
しかも、初めてのドイツがクリスマスマーケットの季節でした。
フランクフルトから入り、
クリスマスマーケットが1番有名なニュルンベルク、
クリスマスマーケットが1番古いドレスデン、
ミニチュアワンダーランドのあるハンブルク、
そしてまたフランクフルトへ。
ドイツをぐるっと一周するような旅でした。

今だったらスマートフォンで地図を見て、翻訳アプリを使って、電車の時間もリアルタイムで調べられます。
でも、2009年はまだガラケー。
日本にいる家族や友人と連絡を取ることもありませんでした。
今、2026年の私が考えると、
「よくそんな旅をしたなあ」
と、ちょっと笑ってしまいます。
でも、不思議と困った記憶はあまりありません。
言葉がわからなくても、なんとなくわかる
ドイツを好きになった理由のひとつは、これなのかもしれません。
言葉はわからない。
それなのに、相手が何を言っているのか、雰囲気でなんとなくわかる。
そして、自分が何を伝えたいのかも、なぜか伝わる。
そんな経験を何度もしました。
例えば、デパートでお土産に包丁を探していたとき。
私が包丁を見ていると、店員さんが近づいてきました。
もちろん、何を言っているのか全部はわかりません。
でも、
「これはドイツ製じゃないから、こっちのほうがいいわよ」
と勧めてくれていることが、なんとなくわかる。
言葉ではなく、指差しや表情や身振り。
それだけでちゃんと会話が成立している。
「ドイツの人って親切だなあ」
と思った瞬間でした。
ホテルでは、まさかのダブルベッド
もうひとつ、今でも覚えている出来事があります。
母と一緒にドイツへ行ったときのこと。(私の人生における最大の希望、母をドイツへ連れていく)
ラウンジ付きのホテルでツインルームをお願いしたら、何やらホテルの人が説明しています。
どうやら、
「ツインにすると、ちょっと残念な部屋になりますよ」
ということらしい。
たぶん、ツインルームにすると部屋の条件が悪くなる、という意味だったのでしょう。
母と私は顔を見合わせました。
まあ、母親と一緒ですから、
ダブルベッドでも全然OK(笑)。
当然部屋は広く、ケーキやフルーツ、ワインもありました。


ラウンジ付きなのでティータイムもディナータイムも朝食も食べれます。
これも、英語もドイツ語もよくわからないのに、なぜか話が通じた出来事です。
そして私は、
「なんか、通じた!」
と、ちょっと嬉しくなりました。
土日祝日なら、りんご酒電車に乗ってみる
ちょっと変わったフランクフルト観光をしてみたいなら、「りんご酒電車」もあります。
土日祝日などに走る観光トラムで、街の中を約1時間かけてぐるっと回ります。
名前の通り、りんご酒を飲みながら楽しめる電車です。
私は乗ったあとで、
「りんご酒じゃなくて、りんごジュースにすればよかった……」
と思いました。
お酒が好きな人ならりんご酒を。
そうでなければ、無理をせずりんごジュースをおすすめします。
トラムに乗って、普通のフランクフルトへ
有名な観光地だけでなく、トラムに乗って少し中心部から離れてみるのも楽しいものです。
ペット用品のお店へ行ってみました。もちろん犬猫は売っていません。
鹿か何かのツノだったり、ドッグフードが売っています。
リードをつければワンコも入店可。なのでワンコは試食ができます。各ドッグフードの前に試食が置いてあるのです。
ワンコ自身が選べるのがすごい魅力的!
レジでは買ってもらったおもちゃをすぐに欲しがるそぶりまで、可愛いです。
そんな時間も個人旅行ならではです。
フランクフルトは、私のドイツの原点
それから何度もドイツを訪れることになります。
大きな街も、小さな街も。
有名な観光地も、名前も知らなかったような小さな街も。
でも、最初に降り立ったフランクフルトには、今でも特別な思いがあります。
ここから私のドイツの旅が始まったから。
そして、20回目のドイツ旅行を最後に、私の旅のスタイルは大きく変わりました。
ベルとの生活が始まったからです。
今はベルとの毎日を大切にしながら、こうして昔の写真を眺めています。
写真を見ると、そのときの空気まで思い出すから不思議です。
2009年のフランクフルト。
まだガラケーだった私が、言葉もわからないまま歩いたドイツ。
今思えば、あの頃の私はずいぶん大胆でした。
でも、あの旅があったからこそ、私はドイツを好きになったのだと思います。
なにせ12月に帰ってきてから年が変わる前に次のゴールデンウィークの計画を立ててしまった事がその証拠。
これから少しずつ、フランクフルトを起点に訪れた街のことを書いていきます。
木組みの家が並ぶ小さな街。
クリスマスマーケット。
ドイツのパン。
そして、旅の途中で出会った優しい人たち。
私が20回もドイツに通った理由を、一つずつ思い出しながら。
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Travelist【トラベリスト】・・・直行便でもいろいろなコードシェア便があるのに驚いた
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フランクフルト サヴォイホテル・・・駅近で格安ホテル、ほぼ定宿
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フランクフルト メトロポリタンホテル・・・駅近で高級ホテル
フランクフルト マリオットホテル・・・トラムで数停留所、高級ホテル
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ダブルの部屋になったホテルは「インターコンチネンタルホテル フランクフルト」です。


