【011】ヴェッツラーへ。晴れ女ここで雨に降られる

フランクフルトから約1時間。

いよいよやってきました。

ヴェッツラー(Wetzlar)です。

今度こそ、本当に「ドイツ木組みの家街道」に入っている町です。

ヴェッツラーは、ゲーテの代表作『若きウェルテルの悩み』ゆかりの町としても知られています。

でも私のお目当ては、もちろん木組みの家。

どんな町なのか、歩いてみます。

ヴェッツラーの旧市街を歩き始めて、最初に感じたのが、

「なんだか明るい町だなあ」

ということ。

どうしてだろう。

木組みの家の梁などに、赤が多く使われているからでしょうか。

木組みの家というと茶色や黒っぽい梁を思い浮かべますが、ヴェッツラーでは赤が目に入ります。

同じ木組みの家でも、使われている色によって町全体の印象がずいぶん変わるものです。

小さくて、かわいらしい町です。

そしてマルクト広場へ。

ここでまず思ったのが、

「広い!」

めちゃめちゃ広い。

ところが意外なことに、これだけ木組みの家を楽しみにやってきたのに、マルクト広場にはそれほど木組みの家がありません。

「木組みの家街道=マルクト広場を木組みの家がぐるっと囲んでいる」

とは限らないんですね。

町を歩きながら探すのも楽しみのひとつです。

そして、ひときわ目を引いた建物がありました。

アポテケ(Apotheke)、つまり薬屋さんです。

これが、すごく豪華。

「薬屋さんですよね?」

と思ってしまうくらい立派です。

そして気になったのが、カフェの建物にある双頭の鷲の紋章

ドイツを歩いていると鷲の紋章はよく見かけます。

双頭の鷲は古くはローマ帝国時代からあるそうで、ロシア、トルコ、エジプトなどで使われてたそう。

たしか、ニュルンベルクのカイザーベルクにもあったような気がします。

名探偵コナンの映画でも出てます。

ところで、この日のヴェッツラー。

人がいません。

朝早すぎるから?

それとも天気が悪いから?

そして、とうとう雨まで降ってきました。

私は旅行ではかなりの晴れ女

ところが、ついに降られました。

よりによって、いよいよ木組みの家街道にやってきた日に雨。

でも雨に濡れた石畳と木組みの家も、それはそれでドイツらしい景色です。

……と、思うことにしましょう。

小さくてかわいいヴェッツラー。

赤い梁の木組みの家、広いマルクト広場、豪華なアポテケ。

そして、晴れ女の私に初めて雨が降った町。

これもまた、忘れない町になりました。

さあ、次の駅へ向かいます。

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