【014】バート・カンベルクへ。素朴な街

リンブルクから次に向かったのは、バート・カンベルク(Bad Camberg)。
駅を出て旧市街へ向かいます。ここも木組みの家街道に含まれています。
ところが、いきなり、
長ーい下り坂。
行きはいいんです。
下りですから。
でも歩きながら、すぐに気がつきます。
これは帰り道が地獄の模様。
帰りはこの坂を全部上らなければならないんですよね。
今は考えないことにして、とりあえず下ります。
木組みの家を目当てに来ているので、どうしても梁を探してしまいますが、普通の家も十分きれい。
ドイツの住宅街を歩くのも、これはこれで楽しいものです。

ここも木組みの家街道に含まれているようです。
「Historische Altstadt」の看板を発見

長い坂を下りきると、突き当たり。右へ行きます。
さらに進んで案内看板をよく見てみると、
Historische Altstadt

と書いてあります。
Historische=歴史的な。
Altstadt=旧市街。
つまり、**「歴史的旧市街」**ということでしょう。
しばらく壁沿いを歩いていくと、今度は左向きの矢印が出てきました。
これは分かりやすい。
親切な案内です。
知らない町で案内表示がきちんとあると、それだけで安心します。
石畳になったら旧市街
矢印に従って曲がると、
やっぱり石畳。
石畳になると、
「旧市街に入ったな」
という感じがします。
ここからは、こぢんまりとした木組みの家が道の左右に続きます。
正面には塔。
あの塔を目指して歩いてみましょう。

リンブルクのようにテラス席が所狭しと並ぶ賑やかな感じではありません。
もっと静かで、素朴。
小さな木組みの家を眺めながら歩いていきます。
塔に木組みの家がくっついている?
塔までやってくると、木組みの建物がくっついています。
何だろう?
どうやら、ここが市庁舎のようです。

これはちょっと珍しい。
これまで巡ってきた町では、市庁舎といえばマルクト広場に面していることが多かったのですが、
バート・カンベルクの市庁舎は町の端っこ。
町によって配置もいろいろなんですね。
ではマルクト広場へ
市庁舎を見たら、今度はマルクト広場へ行ってみましょう。
歩いていくと、噴水が見えてきました。

そして、ここにも木組みの家。
その中に、ちょっと特徴的な家があります。
建物に絵が描かれています。

この絵、なんなんでしょうか。つっつきあいの喧嘩?

見てもよく分かりません。
木組みの家を巡っていると、ときどきこういうものに出会います。
「これは何?」
と思いながら写真を撮って、そのままになっているものもたくさんあります。
それも旅の記録ということで。
素朴な木組みの町でした
バート・カンベルクは、派手な町ではありませんでした。
駅から長い坂を下り、
案内表示を頼りに旧市街へ入り、
石畳の道を歩く。
左右には、こぢんまりとした木組みの家。
塔にくっつくように建つ市庁舎。
そしてマルクト広場と噴水。
素朴。
この言葉が一番似合う町だった気がします。
さて。
観光が終わったということは……
あの長ーい坂を、今度は上らなければなりません。
頑張って駅へ戻りましょう。
そして次はいよいよ、
イトシュタイン(Idstein)へ。
ここも、ずっと行ってみたいと思っていた町のひとつです。


