ベルを見つけた日。「黒なら何でもいいわけじゃない」と思っていたのに
20回目、そして最後のドイツ旅行から帰ってきました。
これで心置きなく、黒いトイプードルを探せます。
私の次の目的地はドイツの小さな街ではなく、
ペットショップです(笑)。
黒いトイプードルが、いない!
帰国後、いとこにドイツのお土産を渡しに行きました。
そして、ありがたいことに、いとこも一緒にペットショップを回ってくれました。
ところが……
いない。
黒いトイプードルって、意外といないんですね。
ペットショップを何軒も回りました。
1軒。
2軒。
3軒……。
5軒ほど回って、最後のお店。
いた!
黒いトイプードルです。
しかも、ふわふわで可愛い。
「この子、いいなあ」
と思いました。
でも、その場では決められませんでした。
少し考えたい。
ところが、いわゆる「仮押さえ」のようなことはできません。
相談中だから、ちょっと待ってください。
というわけにはいかないんです。
誰かが先に決めれば、その子の家族は決まってしまいます。
迷っている間にも、家族は決まっていく
地元のペットショップにも黒いトイプードルがいました。
でも、その子には家族が決まってしまいました。
やっぱり、
「いいな」
と思ったら、のんびり考えている時間はないのかもしれません。
とはいえ、
黒いトイプードルなら、どの子でもいいわけじゃない。
これから十数年、一緒に暮らす家族です。
「黒だからこの子!」
という決め方はしたくありませんでした。
そんなことを考えていた10月1日。
事態が動きます。
「黒プーが入った!」
姪っ子が情報を仕入れてきました。
地元のペットショップに、
黒いトイプードルが入荷した!
どうやら私たちが、
「黒プー、黒プー」
と言い続けていたので、お店も黒いトイプードルを入れてくれたらしいのです(笑)。
姪っ子は母を連れて、さっそく見に行きました。
そして私のところにLINE。
「帰りに見てこい」
との指示です。
そこまで言われたら、行かないわけにはいきません。
仕事帰りにペットショップへ向かいました。
入荷したばかりの黒い子
お店に着くと、姪っ子も再びやってきました。

そして、黒いトイプードルを前にして、私は決断を迫られます。
いやいや。
ちょっと待って。
確かに私は、
「絶対に黒いトイプードル!」
と言いました。
でも、
黒プーなら何でもいいってわけじゃない(笑)。
ちゃんと見て、抱っこして、それから決めたい。
そう思っていました。
そして、その黒い子を抱っこしました。
この子に決めた
抱き上げると、
しっぽをフリフリ。
そして……
私の肩によじ登ってきた。
え?
こんなに登ってくる子、今までいた?
何匹か子犬を抱っこしてきましたが、こんなふうに私の肩までよじ登ってきた子は初めてでした。
しっぽを振って、どんどん登ってくる。
その姿が、もう可愛くて。
迷っていたはずなのに、
「この子にする」
決まりました。
結局、犬を選ぶって、こういうことなのかもしれません。
条件を考えて、
犬種を決めて、
色を決めて、
いろいろなお店を回って。
でも最後は、
抱っこした瞬間の何か。
言葉では説明できないけれど、
「この子だ」
と思う瞬間がある。
コタローも、母が出会った瞬間に決めた犬でした。
そして14年後。
今度は私が、一匹の黒いトイプードルを抱っこして、
「この子にする」
と決めました。
名前は、もう考えてありました
実は、まだこの子に出会う前から、名前の候補は考えていました。
考えていた場所は、
最後のドイツ旅行中。
せっかくなら、大好きなドイツに関係する名前がいい。
候補は二つありました。
ひとつは、
「るう」
ノイシュバンシュタイン城を建てた、バイエルン王ルートヴィヒ2世から取りました。
そして、もうひとつが、
「べる」
ドイツの街、ベルンカステル=クースから取りました。
どちらにしようかな。
「るう」も可愛い。
でも、この黒い子を抱っこしてみたら……
ベル。
なんとなく、この子にはベルが似合う気がしました。
こうして名前も決まりました。
ただ、人から、
「どうしてベルっていう名前なの?」
と聞かれたときに、
「ベルンカステル=クースというドイツの街から……」
と説明すると、ちょっと長い(笑)。
なので普段は、
「ベルリンのベルです」
と言っています。
分かりやすい。
そして、ちゃんとドイツにも関係している。
これでいいんです(笑)。
でも本当は、最後のドイツを旅しながら考えた名前。
私にとって「ベル」という名前には、大好きだったドイツの思い出も少し入っています。
入荷初日に家族が決まりました
その日は9月24日。
ベルがお店にやってきた、その日でした。
そして、その日のうちに私が購入を決めました。
入荷初日に家族決定。
なかなかのスピードです(笑)。
黒いトイプードルを探して、何軒もペットショップを回った私。
一方のベルは、お店にやってきたその日に、
「はい、この家に行きます」
と決まってしまったわけです。
もしかしたらベルのほうが、
「この人でいいや」
と決めて肩によじ登ってきたのかもしれません。
そう考えると、ちょっと面白い。
クレジットカード修行も無事スタート(笑)
そして、もうひとつ。
まだ9月ですが、相談中にしてもらい10月1日になったので……
クレジットカード100万円修行もスタートです(笑)。
予定通りカードで支払いを済ませました。
犬を迎えるには、生体代だけではありません。
これからケージやトイレ、ベッド、食器、おもちゃなど、いろいろなものが必要になります。
大きなお買い物です。
でも、このときはもう、お金のことより、
「ベルがうちに来るんだ」
という気持ちのほうがずっと大きかったと思います。
でも、その日は一緒に帰れない
「決めた!」
「支払った!」
「じゃあ、一緒に帰ろう!」
……とはなりませんでした。
引き渡しの前に、いろいろな検査をする必要があるとのこと。
お迎えは土曜日になりました。
あと数日。
たった数日なのに、長い。でも毎日見にいきました。
こうしてベルは、まだペットショップにいるのに、
我が家の犬になりました。
20回目のドイツ旅行を終えて帰ってきた私。
あれほど大好きだったドイツへ行く生活はいったんここでお休み。
その代わりに、私のところへやってくることになった、小さな黒いトイプードル。
名前は、ベル。
最後のドイツ旅行で考えたその名前と一緒に、今度は新しい生活が始まります。
ドイツを旅する生活から、ベルと暮らす生活へ。
そして次は、
「ベルが家にやってきた日」
のお話です。
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